ALERT PANTS

あらゆる手間を排除したウェアラブル・ヘルスケア・プロダクト

「面倒だと続かない」に向き合う。
WHOの報告によると、日本の肥満人口は、直近30年でおよそ2倍になっているという。こうした状況を受けて、健康管理を目的としたウェアラブル・デバイスが数多く発売されているが、デジタル機器特有の充電やデータ管理の手間から、途中で使用をやめてしまうケースが散見される。
そこで我々は、健康管理を行うには、面倒くささを一切排除した製品こそが求められていると考えた。その理由はいたってシンプルである。「人間は、健康の時には、健康を維持することに興味がない」からだ。
アナログに、イノベーションを。
デジタル・テクノロジーは便利な反面、充電やデータ整理の手間が掛からざるを得ない。その気づきから、アナログにこそイノベーションを起こすべきだと考え、アナログでありながら先進的なウェアラブル機器を作ることを目指した。
そこで注目したのは、自分の身体に一番近い衣類であるのパンツである。そのパンツにメタボリック・シンドロームの基準値である、ウエスト85cmを境にして色が変わる仕組みを組み込むことで、鏡に向き合う度に自分の体型変化を常に意識し、危険信号を発信し続ける「アラートパンツ」の発想に辿り着いた。
発売後、医学会で話題に。
表参道ヒルズ内に店舗を構えるMARK'STYLE TOKYOでの販売され、発売当日に売り切れるなど人気を博した。販売時には、本製品の理解と製品性を促すマネキンを制作。それぞれに本プロダクトをはかせることで、製品性を一目で理解できるようにした。
また、医学界において、ヘルスケアにおける広告的アプローチである「広告医学」の思想と共に、本プロダクトが報告されるなど、未病を促して、誰もが手軽に健康になれるプロダクト開発の必要性が、医療従事者より多くの賛同を得ている。