Takebe Lab. Crafted

自粛期間のおうちでの過ごし方

YCU-CDCスタッフの小高です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。日に日に通勤電車の混み具合や遅延が増す中、少しずつ日常が戻りつつある雰囲気を感じています。
とは言いましても、弊センターでは新型コロナウイルスの騒ぎが始まる以前から、時差通勤やパーソナルスペースにゆとりのあるオフィス空間、リモートワークなどが日常でしたので、仕事が激変するようなことにはなりませんでした。
しかし、変わったことがあります。外出できない休日の過ごし方です。わたしは実際に物を手にとってお買い物をするのが好きなので、時間がある時はしばしば某エリアや某駅ビルにお出かけしていました。緊急事態宣言を受けてから娯楽施設が閉鎖されるまでの間、混雑を避けながら泣く泣くおうちに引きこもる準備をしたのです。

手芸用品を買い揃えました。

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Takebe Lab. Crafted

YCU-CDCはTakebe Lab.の4つある拠点のうちのひとつです。弊センター長の武部は再生医療を本業としていますが、そのラボコンセプトのひとつに”My Medicine”を掲げています。一人ひとりが自分に合う医療を選んび、作っていく、そんな人間らしさを追求する新しい医療のことです。この「自分で作る」という考え方を表現するべく”Takebe Lab. Crafted”として構想を練っています。第一弾として、準備していた手芸用品とおうち時間を使って「論文のテーマ」を手作りで形にしてみました。
Natureにも掲載された論文から、多臓器オルガノイドの元になる細胞二種類(左)と、健康→脂肪肝の病態モデルオルガノイド(右)を再現したイヤリングです。オルガノイドがなんなのかわからない!という方はぜひ東京医科歯科大学のプレスリリースなどを読んでみてください。
http://www.tmd.ac.jp/press-release/20190926_1/index.html
http://www.tmd.ac.jp/press-release/20190531_1/index.html

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その後も各種配送業者さまのお力を借りて素材を集め続け、プリントTシャツ(胸にある模様が実はオルガノイド)やアクリル置物(クリオネみたいな子たちもオルガノイド)を作ってみたりと好き放題やらせていただきました。”Takebe Lab. Crafted”としてグッズ製作したいという考えは以前から頭の隅にはあったのですが、日々の業務に追われ、中々進めていくことができていませんでした。こうして実際に手を動かせたのは、普段と違う過ごし方を模索したからこそできたことだと思います。また、手を動かすことに集中すると雑念が消えるという、目的とは違った効果も得られまして、クリエイティビティを鍛える意味では、こういった時間も悪くなかったと振り返っております。(現在は再び雑念だらけです。)

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なお、Takebe Lab.ではConnectedというコンセプトでTwitterも運営していますので、ご興味のある方はのぞいてみてください。